『鈴』
しゃん…しゃん…。
通りかかった街は、鈴を鳴らしながら行事らしい何かをしている人々が広場の中心にいる。恐らく、冬が来るたびにしていることであろう、とジンは思った。
「慣習と言うものか…」
この独特な趣向…確か【和】の心と何かで知った(自分の服が「陣羽織のようだ」と言う意見を聞いたことがある)。自分の出身国には無い、この雰囲気が。何故か妙に気に掛けている自分がいた。だが、
「感傷に浸る暇は無い…か」
先にある気配を察知し、集まる人々を後にして進むことにした。
幾分か進むと、その先には変わった服で顔に傷のある男が立っていた。
「統制機構のジン=キサラギと、お見受けするが相違ないか?」
『あとがき』
冬模様第2弾。急に鈴の音色が良いかな…と思って書いた代物。ジンみたいなイカルガ潰した人物(ましてや英雄)がいれば、騒動起きかねないだろうけど、人が少ない場所で見かけたに過ぎないです。合理的な考えをする人と考えると、綺麗な近道選んで…。
バングですけど、ラグナのときとは大違いですね(笑)。
入れ込んでいるキャラがメインであるほど、全然かけません。そうじゃないキャラほど、もう…。
コメント
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なかなか素晴らしいお話ですね。てぃなも負けずに執筆がんばります。
もうすぐクリスマスですね、てぃなはまた一つ年を取ってしまいましたが、変わらず劣らず動き続けます。がんばってくださいー。