何で、6年半なのかは2巻から数えて連載が6年半だったからです。
第1回は、5巻からお送りします。色ですが、なるべく単行本の色と同系の物を選びます。
WILD ADAPTER 5 (5) (キャラコミックス) (2006/06/24) 峰倉 かずや |
■:久保田&時任
☆:共通
△:私の感想や意見
■執着
とーとつに拾った猫に「時任」と名前を付けた久保田。この瞬間、久保田の世界に色が付き、執着と言う事を知る。ただ葛西は赤い羽根をほしがる子供と指摘する。
■警戒・怯え
目を覚ました時任の精神状態は、お世辞にも良好といえなかった。久保田は、人間に怯えていると思った。葛西が話しかけた時は急に怒り出した。ただ例外として、翔太には心を開いていた。彼との会話を境に、時任も外へ出るようになり、体調も良くなってきた。初期は何かに逃げていたが、やがて自分と向き合う覚悟が出来、真相を知る事にした。
☆怪我・触れる
翔太が「ミノルって名前、覚えている?」と聞かれ、パニック状態に成った時、久保田は骨折に怯えず宥めた。「大丈夫だから」と。だが時任は、触れると壊してしまうのを恐れるが久保田は「触れないよ」と言う。この態度は、Disc32の時も変えなかったが、突然うずくまる時任を気遣いも、触れようとしない―否、触れることを恐れた。これが時任が自分にとって大切な者であると自覚する瞬間であった。
△触れれば壊れる
大切にしたいけど、触れれば壊れるし、いつか失う。それは確かに誰もが経験していることかと思われます。ですが、例えそうであったとしても、出会いは大事だと思います。その有限の中で、何を得ていくのか―結局、人生は模索続きだと私は思う。久保ちゃんみたいに執着できる事は少ないと思います。
●ベストショット
何か決意を固めた感じが良い。キリットした眼が好き。
●名セリフ
「―大丈夫だから」
Dice29から。単行本93ページより。短く告げるところが良い。久保田のセリフでは、これチョイス。色々あって悩んだ。赤い羽根の所も捨てがたかったんだよ…。
「俺が要るって言え」
Dice33から。単行本188ページより。時任のキャラ紹介の記事に書いたせりふですね。やっぱり5巻では、この台詞がダントツ。
◇感想
何だか、穴が多いです。そして大変です。てかポイントが少ないよ。私は、この出会い話読むと、失うことや壊す事が怖いと思う気持ちは良く分かります。やっぱり怖いですよ…私の場合は裏切られる事がダメ。WA面白いから!と言うわけじゃなく、出会いとか大切なものについて実感すると言うことにおいて、この話を読んでほしいなぁ、と思いますね。
次は2巻ですね。5巻読んだ後だと、終盤の時任の台詞が重く感じた。
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