ホップ「このSSはツイッタ上で挙げた子供化ネタをSSに起こしたものです」
バクギル「なお小ネタとちょっと違う所や無理のある設定に曖昧な時間軸なのでご了承ください」
ベク「上記の事を承知出来たら閲覧を」
GF子供化SS番外編3「着ぐるみ」
ドレッドロックが小さくなってからというものの、ベクタープライムのジジ馬鹿が半端なく呆れる日々だが、元に戻る手がかりとみんなの手伝いを頑張っていた。
「こっちのデータにはないか‥ふあ…眠た…」
このところ文献探しと手伝いを両立していたため、眠気に襲われそのままドレッドロックは眠ってしまった。
話は少し前にさかのぼる。子供たちとバックギルドはドレッドロックのために何か作るか、という事で話し合うようになった。
「結構寝ちゃうことが多いからパジャマ作ってあげない?」
「愛嬌が上がるかもしれないね。デザインは?」
ローリの提案に皆賛成しているが、ドレッドロックには話していない。実はこれ、サプライズ企画なので当然秘密にしている。動物が良いということで何にするか迷っていたのだ。
「まずは…猫か犬ね」
「クマもいいんじゃない?リ…」
「却下!」
どこぞのだらだら熊の小さい方を指さすバドを制止するローリ。さらにのんびりしている癒し系カピバラも却下した。
「飛べるし今子供だから、ひよこにする?」
「確かにかわいいよね」
デザインもシンプルだということもあって、ひよこになった。この時ばかりはコビーもバドも出番はここまでだと思い、部屋を出た。
「驚かせちゃおうよ、お兄ちゃん」
「ま、まあそうだけど、あんまり驚くと泣いちゃうから加減しないとね」
最初に戻る。ドレッドロックが寝てしまったころ、バックギルドは完成した着ぐるみを抱えてエクシゲイザーとともにドレッドロックを探していた。
「副司令は今日、手がかり探していたからデータベースにいるかも」
「見かけなかったのはそれかー、よし」
意気揚々とデータベースに立ち寄ると、案の定ドレッドロックはソファの上で眠っていた。読みかけのデータが幾つか転がっており、途中で寝てしまったのだろう。
「俺、ドレッドロックを部屋まで抱っこするから」
「お願いするね」
でもって…
「ん~、あれ部屋?それに何これ…えええええええええ!?」
ドレッドロックの悲鳴を聞いて黙っていないジジ馬鹿ことベクタープライム。真っ先に駆け付けるとそこには、ひよこパジャマを着たドレッドロックがいた。ぶっちゃけると、このジジ馬鹿は可愛い!と内心叫んでいたが、そこはこらえて彼をなだめようとした。
「ひとまず呼吸を置こう。」
「は、はい…」
オペレータールーム。ベクタープライムはドレッドロックを抱き上げたまま連れていったが当人は不機嫌のままだった。
「ドレッドロック、気に入ってくれた?」
「え?」
バドの意気揚々とした態度に驚く。
「それプレゼントなんだ。疲れて寝ちゃうことが多いから安眠道具として着てほしくて、お兄ちゃん・ローリ・バックギルドで考え…」
「(まずい…)あの、ドレッドロック?」
ローリはバドを沈ませ、コビーはドレッドロックの様子を見た。やっぱり怒っている。寝ているときに着替えさせたのは自分も立ち会っていたから知っている。そんな事を考えている暇はない。さっきから黙っているのが怖かったが沈黙はすぐ破られた。
「気遣ってくれたのは嬉しいよ…本当にありがとう。でも…寝ている時にだなんて…まだ読みかけのデータがあって片づけていなかったのに…サプライズだから何してもいいの?」
「あ…副司令…ごめんなさい!僕も驚かせたくて、その…着せました」
「こんな事をしなくても着るのに…プレゼントなら受け取るのに…何で…」
その後はぐずぐず泣き始めてしまい、ベクタープライムは黙って彼をなだめるしかなかった。
なおドレッドロックの機嫌が直るまで数日かかった。
オマケ
ギャラ「そうか、サプライズが嫌だったんだね」
ドレ「…怖いんです。急に別の格好にされて…プレゼントは嬉しいんですけど…」
ベク(この辺はまだまだ子供だなあ)
ガド「コビー達も反省しているから…その辺に…」
ドレ「やだ。着せ替え人形じゃないのに…酷い…」
ライブ(これは大変だろうね)
ギャラ「しばらくベクタープライムか私と一緒に寝るかい?」
ドレ「お、お願いします…」
ベク「交代でいいか?」
ギャラ「もちろん」
後書き
ツイッターでやった診断結果でパジャマ着ぐるみって出たから、それを描いてみましたが…拗ねる又は怒る点で苦戦しました。そしてこれが精いっぱいの出来です。
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