アニメ「憂国のモリアーティ」24話・最終回含む全体的な感想

アニメ・漫画

 ◆最初に

 憂国のモリアーティ、最終回含む全体的な感想。
 概ね原作通りだけど改変に引っ掛かりがないと言えば嘘になる。いちいち変える必要あるのか?って点も細かく見ると幾つかあったし余計にな。けど演出・映像・音楽は国を巻き込む殺人劇の雰囲気が出ていたので良かった。
 3年前の悪夢的リメイクアニメを1話だけで「絶対見ない」と判断したのを思うと極端な改変じゃない。
 個人的には☆5つ満点とするなら☆3.5~4ぐらい。

 

 ◆感想

 2020年10月から始まり、インターバル設けてから昨日で全ての放送終わったー。OPは畠中君だったので「ゼット、今期は2曲も歌っている」と思ったのは内緒。

 ~良かったところ~
 (1)色遣い
 赤い月がこれからの殺人を示唆するし、英国ホラー満載(?)。赤の使い方が印象的だった。

 (2)エピソード
 第1話はアニオリだったけど原作の雰囲気を損なっていないので、改変を入れてしまった原作エピソードよりも面白かったと思えてきたぐらい。
 第2~3話。時系列が分かるように再構成。夫人はオリキャラだけど、この慈善活動を積極的にしていて押されて反対が言い出せなくなった流れを描いた事でウィリアムとルイスを追い出せないようにしたの上手い?原作の補完シーンは良いのに改変すなって余計に思えるシーンではある。
 第5話。ちょっとした改変だったけどルシアンがフリーダの墓参りをしていたシーン。友達も一緒にいたのは良かった。家同士の仲が良く、2人も結構長い付き合いとしたのでルシアンを信じるという所に説得力ましたかな。けど墓でかくね?
 第6~7話。きたねぇウサダエンダースの悪趣味から始まったけどアニオリシーンとしては「人間狩りが趣味の噂があるヤベー奴」のやばさゼンカイ。あと、エンダースに殺されたおっさん。原作だと一般人でウィリアム達の殺人看過が突っ込まれたがために、悪党に変えて看過じゃない流れにしたのは良かった。エンダースは海へ飛び込んで自殺した原作に対して、アニメだとモランの狙撃で海へと落ちたから「絶対殺すマン」に変わったの草(はやすな)。

 ~悪かったところ~
 (1)エピソード
 MI6設立とモランの過去話カット。これらないと犯罪劇の仕込みがどうして出来たのか、モランのウィリアムへの忠誠心が一層強くなったとなるし、何よりもマニーペニーの存在カットは酷くない?
 第4話。モリアーティ家たちが地元民を味方につけるために税額調整などやってたのに、ゲスト夫婦の職業がグレープフルーツ農家から庭師に変わったので逆にベルファーの「殺されてしかるべき」感が無くなっている。あと、婆さん空気過ぎ。
 第6~7話。別にアイスのままでもよくない?アイスだったら「スモーカーなら、アイス代を子供にあげていた」ってネタにされたシーンだから、アニメでも突っ込み大量だっただろうに。
 第19~最終回。ミルヴァートンのドクズっぷりが激減したので殺しても「え、終わり?」となったの残念だし、原作でやってたMI6の話がないからルイスの就任にピンと来た人いるの?ウィリアムの身バレというストーリーの重要箇所なのにカットの嵐を感じたのはアウト。
 あげだすとキリがないので割愛。

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