色々とお世話になっているので、春野さんへの捧げ物です。短いのは、お許しをぉ!!
『大寒』
寒い…寒い…。こう呟く事もあるが、かと言って寒さがなくなる訳ではない。折角の帰郷である。そこまで思う事を辞め、船に乗った。
「大寒…と言う時期なのか」
船の中、ジンは時間を潰す名目で何気なく手にした新聞を読み、ふと目に入った。何でも中国や日本で使用されている季節の区分方法の1つとか。曰く1年間で最も寒さの厳しい時期らしい。確かに今の記事は寒いと思いながら、ページを進めた。すると、注文した紅茶とケーキが来たので、新聞をたたんだ。
「…悪くないな」
彼自身、周囲の小声を耳にするが気にせずにいた。この空間では浮世離れした青年、統制機構のジン・キサラギに似ているなど、言わせるだけ言わせておくことにした。
ほどなくして、船は目的地に着いた。やはり冷たい。着いた途端に雪が降ってきた。そして…
『緊急ニュースです。統制機構××支部が死神によって壊滅されました。名前はラグナ・ザ・ブラッドエッジ。特徴は赤いジャケットに銀色の髪。現在、統制機構も多額の賞金首を掛けて、行方を追っています。なお、死神の目的は統制機構の壊滅と囁かれていますが、実際は一切謎に包まれております。皆さんも死神に注意して下さい。その人相書きを公表します』
「兄さん…無茶が多いよね、全く」
呆れながらも兄の存命に、どこか安堵するジン。いずれ会うことになるのを祈りつつ、彼は実家を目指す事にした。
一方、ラグナは…
「ふざけるな、この人相書き!俺に似てねぇ!もっと格好よ…」
とぼやくが、聞きなれた人物の名前が聞こえてきた。
「ねぇ聞いた?イカルガ内戦で師団長になったって言うジン・キサラギさん」
「うん、就任式見たけど凄く綺麗~な人だね」
「でも、それとは別に何か冷たい雰囲気だよね」
「ほら良く言うじゃん。冷たいままが格好いいって言うの」
「あ~なるほど。まぁ、パターンだよね…」
そんな女性たちの遣り取りを聞き、
「あいつ…そんな地位に就いたのか?…用はあるが、時間が掛かりそうだな」
大寒なので、寒さ強調。
ラグナはギャグ専門。真面目なシーン書けない…。中の人が銀さんだもん(笑)。
コメント