暴太郎戦隊ドンブラザーズ 好きなエピソード&総合評価

特撮

🍑○良かった/×悪かったところ

 ○アクの強いメンバーと敵たち
  そもそもレッドのタロウがクセの強さが出ているのに、
  ・盗作呼ばわりされようが誘拐されようが気にしない図太い神経のはるか
  ・無職を恥じない猿原
  ・最初から最後まで逃亡し続けている犬塚 ※突っ込み役寄りだが
  ・戦隊初のピンクにして、みほ関係はサイコパスまっしぐら雉野 ※徐々にだが改善
  ・出会って間もないはるか達を処刑とのたまうだけでなく2つの人格があったジロウ
  ・ポエマーでおでん沼ったソノイ
  ・翼一直線の乙女ソノニ
  ・はるかの漫画きっかけで彼女と仲良くなった漫画の鬼ソノザ
  ・ひき逃げアタックされたとしてもドンブラサイドにつくことを決めて名乗りでジョークを決めて自立できる子になったムラサメ
  アクの強い奴らのオンパレードでした。4~8にしても
  ・極度の潔癖症ソノシ
  ・答えても答えなくても相手を打ちのめすソノゴ
  ・迷惑行為の自覚がないソノロク
  ・どうでもいいソノナ
  ・草加雅人降臨擬音語でダメ出しな上にカラーリングがカイザなソノヤ
  もう、どっから突っ込めばいいねんってレベルのアクの強さ。個性の強さは飽きさせないものを感じた。

 ○数話かけて解決させそうな展開を短時間で解決
  「いつもの戦隊だったら1か月分使う」ような展開をたった1話で終わらせるのは話をまとめるのがうますぎて何も言えなかった。タロウ救出にしても獣人決着編でも短い話数で解決したからね。
  戦隊シリーズを複数視聴している人だったら「え、もっと大々的に話数使わないの?」って事が何度かあったと思うのよ。

 ○破天荒だけどおおよそ説得力はあった
  駆け足気味とか指摘されかねない点は今までの展開で「だって、こうだったじゃないか」と返せるだけの説得力はついていた。
  メンバー合流まで時間がかかったのもソノイ・翼という察しのいいのが加わると謎解きは短期決着しちゃうし、456との対決で3人とはいえいざまとまったら強かったのもあるから「遅くなるか…」と思えた。

 ○恋愛描写や人物の掘り下げは緻密
  脚本化が脚本家だけに恋愛は緻密。ゲストキャラの秘密の恋も「なつみほ」問題も濃い。ソノニが愛を知る過程も丁寧だった。
  またソノイとタロウの友情、はるかとソノザの凸凹コンビと脳トリオがドンブラメンバーと仲良くなる過程はきちんとしていた。ソノイとタロウにいたってはキャラソン作ったぐらい。
  一部のキャラにおける嫌な面では妙なリアルさが出ているので書いた人凄いなーと。

 ×展開が遅く、ペース配分に疑問視
  メンバー合流までに話のほとんどを使うのは流石に遅すぎ。確かに短期決着しちゃうからかーと書いたけど、やっぱりメンバー合流の点に関してはいくら何でも遅すぎなのはぬぐえなかった。
  また獣人関係もギリギリまでやってて、ペース配分に疑問。元老院、マザー、ヒトツ鬼の謎などやっていないこといっぱいあったからね。

 ×個性の強さは良いのだが人格面に難ありな奴しかいない
  個性強い奴のオンパレードが悪いわけじゃないけど人格面に問題のあるやつらなのは好き嫌い別れやすい。
  ・本当の事ばかりを言っては他者を傷つけてばかりのタロウ
   ・ぶっちゃけこいつの失言でヒトツ鬼になった話を複数回やっている
  ・図に乗りやすく礼儀がなさすぎるはるか
   ・1番年下のくせに態度のでかいクソガキ
  ・働かない猿原 ※シンプルに社会人のくせに、これが致命的
   ・ただ、タロウへの皮肉は未来の彼と含めて間違ってはいない
  ・口が悪く素直じゃない翼
   ・まだかわいいレベル。あえて言うなら、これ?
  ・最年長だが幼稚な言動が目立ち、こらえ性のなさが見るに堪えない雉野
   ・前作の最年長だったジュランが面倒見良いおじさん故に目立つ
  ・押しの強さがタロウと別の意味でうっとうしいジロウ
   ・昭和の漫画のノリでは令和時代はついていけない
  ・人間社会を理解しないで一方的に暴れまくっている脳人
   ・ソノイたちは後にドンブラにつくが初期は、うん
  タロウはバカレッドの部類でも酷いレベル。おバカ扱いされてきたレッド達はいい奴らだって言えるし、バカの自覚が全くないわけじゃないから目立つんだよ。そもそも脳人だからズレあっても仕方ないにしても20年も人間社会で暮らして何も学習していないのか?と疑問になる。

 ×謎を出しておいて放置
  介人は並行同位体でいいの?それとも同じ名前だけど別人の体なの?マザーって何?イデオンって何なの?脳人やヒトツ鬼の詳細な情報は??と、なぞを出して逃げたのは卑怯。伏線は回収してほしかった。

 ×戦隊ロボが空気、アバターチェンジもほとんどしない
  脚本の好き嫌いにかかわるかもしれないけどシリーズ全体の華であろう巨大ロボの扱いが雑。デザインは将軍らしさが出てかっこいいんだけど、雑。見せ場が短すぎるのはいただけない。でも電脳空間で戦うからミニチュア簡素でも大丈夫なようにしたのは賢かったかも。ウルトラシリーズ見すぎていると、戦隊のミニチュアは工夫がなくて面白みがない。
  ゼンカイジャーは毎度ギア使って面白おかしく演出していたのに今回は他戦隊になりきってくれなかったのはさみしい。同配色戦隊はいくつかあったのに全員チェンジはファイブマンだけ、タロウはまだ何度かやってたのに他はほとんどしてくれない。

 ■総合
 100点満点で言うなら75点。
 いや、面白かったのよ。それは本当。だけど、伏線回収しなかったり、物語のペース配分が引っかかったのでゼンカイジャー以上に「え?」ってなった。キャラのクセの強さも理由に挙げるけど、やっぱりメンバー揃う展開がここまで引っ張る必要性を感じてしまった。
 玩具販促を露骨に書くのは嫌だったかもしれないけど、その辺の連動がないのもなんだかなー。

 

 

🍑ドンブラで好きなエピソード3選

🥉第3位:第26話「フィナーレいさみあし」
 総集編なんだけど同日放送していた『リバイス』が最終回だからって、「俺たちも最終回だ!」と言い出す頓智気次回予告と各自プレゼン大会をすることによって総集編を飽きさせない工夫は○
 「イージス超会議」と似た流れになった。そしてオチは読みやすかったのが逆に清々しさを貫く姿勢…嫌いじゃないわよ。
 予告で「仮面ライダーリ●イス」とピー音入る次回予告ってなんだよ、まじで。

🥈第2位:第48話「9にんのドンブラ」
 漸く一致団結できた流れが好き。王道なんだけど好き。🐒がソノイを信じてサングラソード託したところはまじめなのに、456の舐めプがまじの舐めプでソノイがみんなを助けることができたので編にギャグ入れるところ含めて面白かった。察しのいい男2人がいて良かったね。
 ジロウも決着付けているものの、ややアッサリ気味なのは残念か。

🥇第1位:第28話「ひみつのヒミツ」
 テーマは「恋愛」で翼の主役回。翼の恋愛に対する理解度の高さ(察しの良さ)が凄かった、後の展開でも察しに良さは見せているんだけどね。お嬢様・瑞穂と亡くなった画家・青田の秘密の恋の描写が美しいに尽きる。遺作「秘密」に込められた意味は翼が説明していたけど瑞穂も分かっていたのが、もうね…。
 本当は全員合体ロボ形態お披露目だったんだけど空気になった。
 他のキャラはギャグ色強くてカオス。あんなにしんみりな空気だったのに、佐野が描いてくれた絵を嬉しそうに抱えているはるかで終えたのずるい。

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