改めて『閃の軌跡 Northern War』全12話振り返り

軌跡シリーズ

⛄結論から先にいうと…

 説明不足が目立つ出来の悪いゲームのアニメ化作品。これ言われても仕方ない。
 ファンサービスはしているのは分かるけどね…うん。じゃあ何がいけなかったかと言うなら、以下の2点が私の個人的見解。+ゲーム本編は暁以外全部クリア済。
 略称は↓
『空の軌跡FC』→FC
『空の軌跡SC』→SC
『空の軌跡 The 3rd』→3rd
『零の軌跡』→零
『碧の軌跡』→碧
『閃の軌跡Ⅰ~Ⅳ』→それぞれ閃〇 ※〇には該当作品のローマ数字
『創(はじまり)の軌跡』→創
『黎(くろ)の軌跡』→黎
『黎の軌跡Ⅱ』→黎Ⅱ

 

(1)尺不足

 何を差し置いてもこれに尽きる。
 メイン4人の掘り下げと原作ゲームの世界観掘り下げを両立させるためには1クールじゃ足りなすぎる。せめて2クールあれば、『閃』周りだけでも解説できただろうし、各キャラの掘り下げだってできたはず。1クールでどうにかなるもんじゃない。
 3話やらなかったら、まだ少しは掘り下げられたかもしれないけどねー。帝国の偵察をテンポよくやってりゃ、北方戦役自体をもっと深くやれたのに残念。
 それでも、イセリアとおちゃらけ猟兵コンビは良いキャラしていた点だけは◎

 

 

(2)話の主題がピンポイントすぎる

 「北方戦役」は軌跡シリーズ7作目(那由多含めれば8作目)の『閃Ⅱ』と8(9)作目『閃Ⅲ』(以下閃Ⅲ)の間に起こった出来事。ゲーム本編で描かれた訳じゃなくて、『閃Ⅲ』本編にてリィンたちの口から語られるのみ(戦役の事を描いたスチルはある)。
 OVAや小説ならまだしも、テレビ放送で扱う題材としては「そこかよ」ってなってしまう。やるんだったら、『閃』本編のアニメ化なんじゃないの?という突っ込みは仕方ない。それでもクロスベル関係やオリビエの事は『空FC~3rd』『零』『碧』やらないと分からないことが多いので落とし穴ではあるが…。

 

 

(3)ゲーム本編クリア済前提すぎる上、要求数も多い

 テイルズオブシリーズで喩えるなら『アビス』のアニメ化した際、『アビス』本編だけ遊んで予習するだけで良いし、該当タイトルを遊べばアニメを楽しめるもの。このシリーズはそうじゃない。
 最低ラインで『閃Ⅰ』『閃Ⅱ』の2本。話題に出てきたクロスベルや塩の杭を知りたい場合は『FC』『SC』『3rd』『零』『碧』を、北方戦役の話題が出たシーンが知りたいなら『閃Ⅲ』も含まれるけど、『閃Ⅲ』は『FC』~『閃Ⅱ』クリア済前提で話が進むのでいきなり遊ぶのは薦めづらい(Ⅶ組メンバーは一新したけど、それとこれとは話は別)。
 とにかく『FC』から世界観共通しているため、いくら舞台と主人公が複数回変わっても過去作クリア済前提な面があるのでアニメだけでは何もわからない。

 

 

(4)私は悲しい…ポロロン…

 大学時代から遊び始めて16年の付き合いになっているシリーズ且つ私が唯一1作目から遊んでいるぐらいに好きなシリーズっだからこそ、こんな出来になって悲しい。全く楽しめ買ったとは言わないけど悲しいことに変わりはない。

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