ニュージェネ個人的評価6～タイガ～

特撮
2022.07.28

■ウルトラマンタイガ

 

　変身者：工藤ヒロユキ
　組織：E.G.I.S
　ウルトラ戦士他：タイガ、タイタス、フーマ
　客演↓
　TV＆映画：ギンガ、ビクトリー、エックス、オーブ、ジード、ロッソ、ブル、タロウ
　TVのみ：ゼロ
　映画のみ：グリージョ
　おすすめ度（★5満点）：★2.5～3
　ニュージェネ第6作（7作目）。元号は令和になり、その1作目。ピリカ役の人が降板した影響で制作現場が混乱したのが想像に難くない上にコロナ襲来でイベント中止＆映画延期と散々すぎる中で完走したスタッフの努力が凄い。
　ゆるいR/Bと対照的にシリアスで昭和作品の雰囲気に近く、結構なハード。ボイドラとE.G.I.Sの空気は緩いが色んな意味でかき消される。怪獣含めて4話連続ゲスト死んだ（或いは既に故人）のでゲスト毎回死んでいると誤解されている。総じて父親のようなトンチキ話はない。更に劇場版R/Bでデビューしたトレギアがレギュラー悪役として登場。悪行が陰湿過ぎて好き嫌いが極端に分かれやすく、タイガへの粘着ぶりは変態セクハラ親父。
　ニュージェネ作品では変身はフュージョンアップ路線ではない、必殺技強化にとどまっている、武器はタイガトライブレードのみでトライストリウム限定なので基本的に光線技と素手で戦うスタイル、強化形態はフォトンアース（タイガ限定）＆トライストリウムと控えめ。劇場版限定形態のレイガには武器はない。
　タイガはタロウの息子でウルトラの父＆母の孫、出身は言わずもがな光の国。U-40出身のタイタス、O-50出身のフーマとチーム「トライスクワッド」を結成、のちにヒロユキも加わり「クワトロスクワッド」と名乗ってもいる。本作はタイガの成長と仲間との出会いを描いている。
　変身者のヒロユキは「3人のウルトラマンに変身する」という異色ぶり。最初こそ個性が弱めだったが、16話でウルトラマンをぶん殴るというシリーズ初の行動に出たあたりから個性が強烈になり始める。映画では一緒にウルトラダイナマイトやって燃えた。タロウ要素を引き受けた男とか言うな。
　また放送終了後にボイスドラマを配信。タイガ達の過去やちょっとした世間話と幅が広く、緩い話もあるが3人が抱える悩みや闇を知ることになるのでやっぱりハード。ちなみにZでもトリガー放送時も毎週配信され、登場こそしないがタイガの名前は出ていた。
　ジード同様、他タイトルを見た方が望ましい。下手すりゃジード以上に勧めにくい。トラスクのキャラは良いんだけどね…。
　ただギャラクシーファイトでは滅茶苦茶目立っている。戦果もゼット率いるゼットン軍団をゼットごと撃破、バット星人（トラスト）やグアスペクター（レイガ）撃破。

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