ニュージェネ個人的評価7~Z~

特撮

■ウルトラマンZ

 

 変身者:ナツカワ・ハルキ
 組織:ストレイジ
 ウルトラ戦士他:ゼット/客演→ゼロ、ジード、エース
 おすすめ度(★5満点):★4
 ニュージェネ第7作(8作目)。
 星雲賞とったり、毎回バスったり、ある意味新しいウルトラマン像を築いた愛すべき馬鹿正直ウルトラマン。ぶっちゃけ、ポンコツっぷりが分かるほど、タイは優秀だったと再評価されるの面白い反面、如何にタイガをバカにしていた連中が多いのかがわかってしまった。
 X以来の防衛チーム復活、一部のメカメカしい見た目の怪獣をMS化、ジャグラー再登場と話題性はしっかりあった。話についても全体的に面白く、「普段の姿で戦う事が滅多にない」という珍しさを見せていたが、1/3人前扱いをよく出しているし、販促的な面でメダル3枚必須の落としどころは上手だった。
 ストーリーについては笑いと緩さもあり、シリアスも忘れなていないので明るさ一辺倒でない辺り、流石はウルトラシリーズ。
 黒幕セレブロがこれまでのレギュラー悪役を思うと表舞台に殆ど立っていないのが特徴。早い話が真性の性悪。こいつの道楽で滅ぼされた惑星は少なくないであろう中、「さー、解剖の時間だよ~~~~~~~~」で何もかもが終わりを迎えた。脱走したけど再逮捕。余談だけどカブラキ、ヨウコ、長官とセレブロに寄生されたときの役者さんの演技が凄まじいに尽きる。
 多くの新規ファンをゲットしたのに満点にしなかったのは怪獣のラインナップに新鮮味がない(ゲネガーグ、バロッサ、デストルドス。メツボロスは派生。後はほぼ既出)、ジャグラー関係の説明不足が引っかかったため。ヘビクラなりすましの背景とかその辺。タイガの事をボイドラ頼りと馬鹿にしておいて、ツブイマ限定公開の小説や全集で本編で語れなかった要素を語っているZも目くそ鼻くそだろうがい。
 作品に罪はないけど特撮界隈の民度の低さをタイガに続いて垣間見てしまったのは少々しんどい。他のウルトラだったら駄目なのにゼットは良いのかよ、的な。

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