アーケード用2D対戦格闘ゲーム最新作の「BLAZBLUE CENTRALFICTION」が本日より、全国のアミューズメント施設にて稼動開始!!シリーズ最終章にして集大成の本作をお楽しみ下さい! #blazblue #BBCF pic.twitter.com/2hu1lPbuJQ
— アークシステムワークス公式ツイッター (@ARCSY_Event) November 19, 2015
ブレイブルーCFのジンシナリオを振り返りたい人向け。ネタバレのオンパレードなので閲覧注意。
3rd:ツバキ
ツバキ:キサラギ大尉!
こんなところにいらしたのですね……探しましたよ。
ジン:ツバキ……僕を探していた? 君が?
ツバキ:……大尉。お気持ちは嬉しいのですが、現在は任務中です。
私はあくまで大尉の秘書官ですので、どうぞヤヨイ中尉とお呼びください。
ジン:そうか、なるほどな。
ここでは僕は大尉で、ツバキが僕の秘書官というわけか。
ツバキ:キサラギ大尉?
ジン:僕には時間がない。そこをどけ、ツバキ。
ツバキ:いけません、大尉!
これ以上の単独行動は、統制機構への反逆行為とみなされかねません。
ジン:なんとでも言うがいい。僕には果たさなければならない約束がある。
邪魔をするのなら……たとえお前であっても容赦はしない。
ツバキ:くっ……やむをえません。
強引にでも、支部にお戻りいただきます!
ジン:諦めろ。お前では、僕には勝てない。
ツバキ:キサラギ大尉……なぜです。
なぜ、統制機構に反旗を翻すような真似を……っ。
ジン:……『今のお前』に話す必要はない。
ツバキ:……ジン、兄様……。
ジン:少し眠っていろ、ツバキ。
……この不愉快な悪夢は、僕が終わらせてやる。
6th:カグラ
ジン:……カグラか。『此処』で貴様に会うとはな。
カグラ:おいおい、いくら旧知の仲とはいえ、その口の利き方は感心しねぇな、
キサラギ大尉。俺はお前の直属の上官、しかも十二宗家筆頭だぜ?
民の眼もある。カグラ=ムツキ大佐と呼べよ。
ジン:ふん、階級や権力を傘にする……ずいぶんとつまらない台詞を吐くな。
本人が聞いたら、さぞ憤慨することだろう。
カグラ:本人? 何の話だ?
……まあいい。それより、お前に命令してあった任務はどうした?
ジン:任務?
カグラ:民への圧制を徹底しろと指示したはずだ。世界を統治しているのは帝、
そして統制機構だ。身分の低い人間たちは、俺たちが導いて
やらなければならない。
お前には期待しているんだ。俺を失望させるなよ、ジン=キサラギ大尉。
ジン:黙れ。
カグラ:なに? お前、上官に向かって……
ジン:貴様に対して特別な思い入れなどない。
だが……これ以上僕に『黒騎士カグラ』を失望させるな。
カグラ:ぐぁっ……ジン、お前……
統制機構から逃げられると思っているのか……?
ジン:僕は逃げなどしない。……ましてや、こんな下らない虚構の世界に
逃げるなど、死んだほうがマシだ。
7th:ラグナ
ラグナ:よお。遅かったじゃねぇか。
ジン:兄さん……僕の邪魔をするつもりかい?
ラグナ:邪魔? おいおい、何わけわかんねぇこと言ってんだよ。
邪魔するのは、テメェのほうだろうが。
俺を殺すんだろ? 殺し合いをするために来たんじゃねぇのかよ。
いいぜ、相手になってやる。
テメェの大好きな殺し合いを始めようじゃねぇか!
ジン:……下らないな。虚像ごときが。
僕に殺されたいのなら、もう少し兄さんらしく振る舞うんだな。
こんな紛い物を見せつけられては、興が冷める。
ラグナ:ごちゃごちゃ言ってねぇで……。
ジン:どこのどいつの策略だか知らないが、気分が悪い。
……手加減はしないぞ。
ジン:つまらないな。
……これが本物の兄さんだったら、もう少しは楽しめただろうに。
ラグナ:グッ……ジン、テメェ……。
ジン:消えろ、虚像。貴様に構っている暇はない。
ラグナ:ざけんな……消えるのは……。
消えるのはテメェだ、ジン!
ラグナ:グァァァァァァァァァッ!! ※ここでCG挿入
ジン:くっ……黒き獣……! くそっ、こんなときに……っ。
ラグナ:グゥゥゥゥゥゥ……!
ツバキ(声):キサラギ大尉! とどめを!
カグラ(声):『死神』を討伐し、お前が『英雄』になるんだ!
ジン(声):ツバキ、カグラ……『英雄』、だと……?
ジン:違う、こんなものは僕の望むものではない……。 ※別CG
英雄だと? 下らん。他人が造り上げた英雄など無価値だ。
僕には成すべきことがある。
そしてこれは、こんなふざけた紛い物ではない!
ナイン(声):だったら、貴方の願望はなに?
ジン:――――ッ!?
8th:ナイン
ジン:この気配……まさか貴様、ファントムか?
……いや、違う。そうか、貴様が大魔道士ナインか。
ナイン:『秩序の力』……ああ、そういうこと。その忌々しい力のおかげで、
貴方はこの世界に囚われず、願望も再現されなかったというわけ。
ジン:……願望?
ナイン:そうよ。ここは取り込まれた人間の願望を叶える世界。
貴方がさっき見たのは、貴方を取り巻く周囲の願望。
貴方にこうであってほしいという願望。
ジン:そのことを知っていると言うことは、貴様がこの茶番を仕組んだのか。
ナイン:仕組んだ?……フフッ、『仕組んだ』ね……。
で、だったらどうだっていうの?
ジン:ふっ愚問だったな。
どの道僕には、貴様を切り捨てる以外に選択肢が無い。
ナイン:『氷剣・ユキアネサ』……懐かしいわね。それにその雰囲気、
気に入らないわ。私の大嫌いな男に少し似てるのよ。
いらっしゃい。貴方の願望も使命も、粉々にしてあげる。
ジン:無駄だ。貴様が六英雄のひとりだとしても、僕を惑わすことはできない。
ナイン:ええ……そう、そうよね。
貴方は世界の意思……『秩序の力』を持つ者……秩序の力。
秩序…はっ、笑わせるわ。何が秩序よ。
そのご大層な力がどんな秩序をくれたっていうの?
……ふざけんじゃないわよ!
どんな力を持っていようと逃がさない……この世界で貴方はひとり
彷徨い続けて、やがて世界の終わりに……いえ、『終わりなき終わり』
に絶望するがいいわ。
ジン:僕が絶望することなどあり得ない。
この下らない茶番に幕を引き、果たすべき約束を果たす。
ナイン:ずいぶんと自信過剰なのね。……そう、だったらやってごらんなさい。
この世界を終わらせるつもりがあるのなら……。
ナイン:世界が完全なる滅日を迎える前に、帝……いいえ――
冥王イザナミを、その手で倒しなさい。
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