仮面ライダーリバイス 全話視聴して…

特撮・感想2


五十嵐家は、銭湯『しあわせ湯』を営む、ごく普通の家族。長男の一輝(前田拳太郎)は正義 感が強く世話好きで、熱い男。以前から時折、奇妙な《悪魔のささやき》が自身の内側から聞こ えるような気がしていたが、特にとらわれることもなくスルーしてきた。
一輝にとって何よりも大切なのは家族であり、家族や街の人々が集ってくれるしあわせ湯だった。だが、しあわせ湯は都市再開発の要請により立ち退きを迫られているのが目下の悩み事だった。
そんなある日、一輝たちは突然、デッドマンズ率いる怪人軍団の襲撃に遭遇!一輝は大切 なものを守りたい一心から自身の体内に宿っていた悪魔の存在に気づき、そのささやきに初めて耳を傾ける。そして、「毒をもって毒を制す」の精神で悪魔・バイス(声・木村昴)と契約を交わし、仮面ライダーに変身する――。
引用→仮面ライダーWEB【公式】内『仮面ライダーリバイス

 

〇感想の前にライダーとの付き合いについて

 元々仮面ライダーは幼少期にウルトラシリーズと共にTVで新作見れなかった空白世代なので、夏休みの再放送かビデオで昭和ライダーを少し見ていた程度で新作と言っても映画の『J』を見たぐらい馴染みが薄いまま特撮卒業しちゃったので、リアタイ視聴はリバイスが初。そんな新参者の感想です。

 

〇50周年記念作だけど…

 デッドマンズ壊滅までは五十嵐夫婦が毒親で引っかかるなどの突っ込みはしたけど、面白かった。というか、ツイッターで軽く検索しても、壊滅までの展開は多少の突っ込みはあっても酷評まではいかなかった感じ。けど段々と面白くなくなってきた。最終的に「面白くない」になった。
 (1)積み重ねがない
  その場面だけ見ればいいシーンなんだけど、そこに至るまでの掘り下げがないから説得力がない。例として牛島家周辺。3人の掘り下げが殆どないせいで夫妻死んでも響かない。太助の死に関しては矢柴俊博さんと橋本じゅんさんの役者としての熱量は凄いんだけど、この辺から脚本ダメすぎて役者さんの熱量でカバーしちゃってるんだもん…。オーバーデモンズ変身にしても光の出番の少なさが災いして唐突って突っ込まれたし。
 同年放送の「ウルトラマントリガー」でもイグニスがトリガーダーク変身する過程はしっかりしていたので猶更。どれくらいかというと、
 ・OPでイグニスのシーンでシルエット映っていた
 ・ヒュドラムに故郷を滅ぼされ、仲間を殺された恨みとトラウマが強い
  ・この時何もできなかった無力さ、力に対する渇望は強かった
 ・リブットの言葉とかっぱらってきたGUTSスパークレンスの試作品
 と、半年放送番組に負けてるの、どーなのさ。

 (2)厚遇と冷遇の差が激しい五十嵐家
  まず同じ家族構成の湊家のように仲のいい家族という説得力がない。元太は境遇上仕方ない面はあることが分かったとはいえ、家長の責任という面ではウシオを思うと足りない。この辺はスピンオフに投げちゃったのダメだった。
  幸実はいい母親っぽく見えるだけ。助言らしい助言を言わない、深入りしない(しすぎても困るが)。旦那のダメっぷりを容認しているのがアカン。でも空気読まずに戦いの場に突っ込むという行動は一切せず、家で待っているのは好感持てた。つーか、褒めらたの、ここだけだった。
  3兄妹でもさくらとアギレラ(花)のやり取りは半年以上もやっているぐらいに気合入れている割に主役の一輝と大二は今一つ力入っていない偏り。仮面ライダーって番組上、女性をそんなに押しちゃダメでしょ。脚本がそこ理解していなくね?状態。強い女というけど、ただのヒステリー女なので強くもなんともない。相棒のラブコフの事だって対等に見ていなかったし(さすがにこの点は反省していたけど…)、性格に難あり。優しいとかいうけど、喚いてばかりで煩い。
  大二は脚本の被害者すぎて気の毒なところ多かったし(ホーリーライブ…)、交流関係全然やってくれなかったの酷い。一輝はサッカー仲間、さくらは同級生と親しい間柄のサブキャラいたのに大二にはそれがない。なんでだよ。
  一輝はなんかね、印象が薄いし、大二を極端に子ども扱いしててダメ。湊兄弟見習え。ツイッターのトレンド入りがなかなかできず、してもヒロミかアギレラ。掘り下げに1番を力を入れるべきなのは彼とバイスなのに、さくら優遇するなって話。

 (3)伏線回収が雑
  写真から消える一輝は地道にコツコツやるべきだったのに唐突。ジョージの悪魔の件も伏線も一切なく、真澄の口からいきなり語られて困惑したわ。せめて悪魔の影がちらつくのを複数回やるだけでも違ったでしょ。この辺、ストーリー行き当たりばったりが過ぎた。

 これらで後半失速気味で見ていた。☆5つを満点として…☆2~2.5になるかも。どんなに甘くても☆3が限界。

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